こんな疑問を解決します。
本記事の内容
・習慣の正体が分かる
・脳にアプローチして習慣化する方法が分かる
『習慣が10割』は吉井雅之氏が著者の、SNSで話題沸騰の習慣の力で人生を変える方法がまとめられた本です。
のべ5万人に習慣の作り方を教えてきた習慣形成コンサルタントの吉井雅之氏が、誰にでも簡単にできる習慣の身につけ方や習慣化のポイントなどを紹介しています。
今回はそんな『習慣が10割』の要約と関連書籍などをご紹介します。
それではいきましょう。
『習慣が10割』の基本情報
まずは『習慣が10割』の基本情報について見ていきます。
書名 :習慣が10割
著者 :吉井 雅之
出版月:2018/11/21
出版社:すばる舎
定価 :¥1,540 (税込)
著者である吉井雅之さんのプロフィールをご紹介します。
No.1習慣形成コンサルタント。1958年神戸市生まれ。マイナス思考で生きてきた自分に嫌気がさし、100%諦めムードだったある日、「習慣がすべてを決めている」という言葉に出会い、もう一度だけやり直してみようと、ガソリンスタンドでアルバイトを始める。32歳にして自身の成長のため、数多くの能力開発セミナーに参加。その後、石油関連企業を中心に人材教育業務に従事。
2005年「人生の成果を一人ひとりが創り出せるお手伝いを志事とする」コンサルティング会社、有限会社シンプルタスクを設立。以後、日本の大人を元気にする塾「喜働力塾」を札幌、東京、名古屋、大阪で開催。各種人材育成トレーニングや講演、セミナーで全国各地をまわり、15年で50000人の実践トレーニングを行う。多業種にわたりコンサルティングを請け負う一方、子どもの夢を叶えるために「親子で夢を叶える習慣術セミナー」なども意欲的に取り組む。企業50社以上の増収増益を実現し、脳科学に基づいたビジネスマンの能力開発だけではなく、スポーツチーム指導や受験生の能力アップなども行っている。
著書は、『成功する社長が身につけている52の習慣』(同文舘出版)など。-Amazon著者紹介情報より抜粋-
本書は以下の5つの章で構成されています。
第1章 人生は「習慣が10割」
第2章 なぜ、あなたは続けられないのか?
第3章 意志が弱い人でも続く!「最強の習慣化」スキル
第4章 「脳の力」で、習慣を超強力にする
第5章 習慣の力で、「あなたの人生」が動き出す
今、「早起きが続かない」「英語の勉強を始めたのに、途中で挫折してしまった」「ダイエットしたいのに、つい食べ過ぎてしまう」「タバコをやめたいのに、やめれない」などと悩んでいる人も多いと思います。
その原因はあなたの意志が弱いからでも、やる気がないからでもありません。
それは「習慣の作り方を知らないから」と著者は主張しています。
ではどうすれば習慣を身に付けることができるのでしょうか。
それでは下記から要約したものを説明していきます。
『習慣が10割』の要約まとめ
本書を読んでの要約をご紹介します。
要約①:今の自分は「過去の習慣」でできている
要約②:習慣=思いの深さ×繰り返し反復
要約③:習慣化を身につける3つのポイント
要約④:ポジティブな感情で脳から習慣化
一つずつ解説していきます。
要約①:習慣は人生のすべてを決めている
今生きている今の自分は「過去の習慣」でできています。
もっと正確に言えば、過去の言葉や行動・思考など1つ1つの積み重ねが今の自分を作り上げてきたということです。
産まれたばかりの赤ちゃんに勉強ができる赤ちゃんも性格の悪い赤ちゃんもおらず、そこに才能や性格の優劣は存在しません。
将来的に成績に差が出てくるようになるのは、「コツコツ勉強する習慣がある子」なのか「コツコツ勉強する習慣がない子」なのかという「習慣」の違いだけです。
繰り返しになりますが、今の自分を作っているのは、過去の習慣の積み重ねに他なりません。
人間に能力の差はありません。あるのは習慣の差だけです。
習慣を身に付けて「なりたい自分」になるための一歩を、本書とともに踏み出しましょう。
要約②:習慣=思いの深さ×繰り返し反復
習慣とは、一般的に「ある物事を継続して行うこと」と理解されていますが、厳密には習慣とは呼べません。
本当の習慣とは、「潜在意識への刷り込みが引き起こす無意識の反応」です。
つまり、自分では意識せず何気なくやってしまうことを「習慣」と呼ぶ、と本書では書かれています。
では無意識で習慣化するにはどうすれが良いのでしょうか?
習慣を作るには、1つのことを意識的に反復することから始めなければなりません。
しかし、その前提に「自分はこうなりたい」という思いがなければ、頑張って反復を続けることは難しくなります。
そしてその思いが深いほど、習慣形成の成功率は高まります。
思いを深めるポイントは、「理想の自分を手に入れた時、それを見て誰が喜んでくれるか」を想像することです。
「思いの深さ」と「繰り返し反復」という行動が組み合わさった時、習慣という大きな財産を手に入れることができます。
要約③:習慣化を身につける3つのポイント
習慣化を身につけるポイントは以下の3つです。
- まずは「小さな習慣」から始める
- 「一個前の習慣」を決める
- 丁寧に行動する
一つずつ解説していきます。
① 小さく始める
まずは「小さな習慣」から始めましょう。
人生を変えるのは一発逆転の出来事ではなく、日常のささいな習慣の積み重ねです。
小さな習慣と言われても、ピンとこない人もいるかもしれませんが、例えば以下のようなことから始めましょう。
- 早起きをする
- 日記をつける
- 通勤時間に本を読む
- 脱いだ靴を揃える
- 職場の人に自分から挨拶する
- 目の前のゴミを拾う
一見すると「誰にでもできる」と思えるようなことを習慣化し、それを続けることで「自分で決めた約束を守ることができた」という実績を作ることができます。
何か1つでも続けられたという記憶が増えれば、別のことをやろうとした時も「自分はできる!」とワクワクしたり、楽しんだりできるようになります。
まずは小さなことから始めてそれを続けていきましょう。
②「一個前の習慣」を決める
習慣が続かない人には、ある共通点があります。
それは「1個前の習慣」を意識していないことです。
例えば「毎朝6時に起きる」と決めたとして、たいていの人はこれだけで早起きを続けようとしますが、大事なことは「何時に寝るか」を決めることです。
遅い時間まで夜更かししたり、日付が変わるまで飲み歩いていたら、翌朝6時に起きられるはずがありません。
毎朝6時に起きるなら、「夜12時には寝る」などと就寝時間も決める必要があります。
これが「1個前の習慣」です。
1個前の習慣を決めれば、それに続く習慣もスムーズに実行できます。
③丁寧に行動する
習慣にするには小さなことから始めると説明していますが、1つだけ心がけなければいけないことがあります。
それは「丁寧に行動する」ということです。
これはどんなに「良い習慣」も、雑にすると「悪い習慣」になるということです。
「職場の人に自分から挨拶する」と決めたとしても、ポケットに手を突っ込んだまま相手とすれ違いざまに「チーッス」と言っただけの挨拶になってしまうと、せっかくの「良い習慣」も身につきません。
当たり前を丁寧にすることで、無意識のうちに丁寧な振る舞いができるようになります。
当たり前の基準を上げ、習慣の質をあげることで自分自身の習慣のレベルを上げていきましょう。
要約④:ポジディブな言葉や行動で長続きする習慣を作る
実は脳と習慣には強い関係性があります。
脳と習慣の関係性は以下のようになっています。
- 脳が楽しいと感じることは続き、楽しく感じられないことは続かない
- 脳は過去の記憶によって「快」と判断したことは接近反応を起こし、「不快」と判断したことには回避反応を起こす
- 右脳で将来のイメージを描けば、左脳の過去の記憶に引きずられず、多少のことは辛抱できるので物事が長続きする
こうした脳の性質を味方につけることが、習慣化を成功させる秘訣になります。
しかし大きな問題があり、人間の脳は瞬時に「マイナス思考」を完成させマイナスの感情ほど記憶しやすいという性質があります。
つまり無意識に行動していれば自然とマイナス思考に陥りやすくなってしまいます。
ですが、脳の1つの性質を利用すれば思考や行動をプラスに変えることが可能になります。
その性質とは、脳は「入力」より「出力」を信じるということです。
脳に思いやイメージが入ってくる(入力する)と、言葉や動作、表情となって感じに現れます(出力される)。
マイナスな思考が脳に入力されたとしても、プラスの言葉を出力することで脳もプラスに強化されます。
また言葉だけではなく動作や表情もプラスに出力することもさらに効果があります。
「ガッツポーズ」や「決めポーズ」をすることで脳もその出力を信じてプラス思考が完成します。
物事がうまくいってもいかなくても、脳をプラスに導く決めポーズをすることによって常にプラス思考を生み出すことができます。
ポジティブな言葉や行動で脳にアプローチして挫折しない強力な習慣を作っていきましょう。
『習慣が10割』と合わせて読みたい関連書籍
『習慣が10割』とあわせて読むと、より理解が進む関連書籍をご紹介します。
1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック
『1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック』の基本情報
出版社:すばる舎
出版年月日:2019/4/14
『1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック』のあらすじ
圧倒的な成功を収めた〝天才〟と呼ばれる人たちと、私たち一般人のなにが違うのか?
最新の研究では、先天的な才能とは別に、日々の習慣が人の成功に影響を及ぼしているとしている。
そこで本書は、古今東西の〝天才〟たちが駆使してきたライフハック――習慣に焦点を当てた。
たとえば、大文豪アーネスト・ヘミングウェイが立ちっぱなしで小説を執筆していたことや、あのApple創業者スティーブ・ジョブズが、常に泣く習慣を持っていたことなどは、ほとんど知られていない。
本書では、こうした習慣の内容だけではなく、それが彼らの業績にどのように影響したのか、科学的にどのような効果があったのかを、詳細に解説した。
朝8時までの習慣で人生は9割変わる
『朝8時までの習慣で人生は9割変わる』の基本情報
出版社:サンクチュアリ出版
出版年月日:2018/10/23
『朝8時までの習慣で人生は9割変わる』のあらすじ
■サラリーマン・OL必読! 「新ライフスタイル」で、AI時代を生き抜く!
このページをご覧いただき、ありがとうございます。
この本は、主に以下のような悩みを持つサラリーマンやOLのために書かれた本です。
「AIの発達で、将来、リストラされたらどうしよう……」
もし、あなたがそう思うのだとしたら、今のライフスタイルを少しだけ変えてみませんか<? br> 朝30分、少し早起きをするだけでもOKです。
例えば、朝、出社前にお金を稼げば、「転職」「起業」「セミリタイア」も思いのまま。
もうリストラは恐くありません。
「朝8時までの習慣」を変えるだけで、あなたの人生がガラリと変わります。
■早起きのカギになる「体内時計のリセットポイント」とは<? br>
「そうはいっても、早起きは苦手で……」
そう感じている方も多いのではないでしょうか<? br> 疲れていると、目覚まし時計をかけても、ついつい二度寝をしてしまうものです。
では、いったいどうすれば、「早起きは苦手で……」を克服できるのでしょうか<? br>
あなたは、「体内時計リセットポイント」をご存知ですか<? br>
体内時計が「朝の太陽の光」で、本来の25時間から24時間にリセットされることは、よく知られています。
しかし、最新の研究で「朝の太陽の光」よりも「食事」の方が、より重要であることが分かってきました。
本書でご紹介するのは、最新の研究に基づく「体内時計のリセットポイント」を活かした「早起きテクニック」です。
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もちろん、専門家の意見による「医学的根拠」に基づく方法です。
■これからのサラリーマン・OLは、朝、出社前にお金を稼ぐ!
さて、最も重要なのは、「早起きをして作った時間をどのように使うか」です。
本書でオススメしたいのは「朝、出社前にお金を稼ぐ」ことです。
「朝、出社前にお金を稼ぐ? それは無理でしょう」<? br>
そう思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
この本の著者・市川清太郎氏は、現役のサラリーマンながら、副業で11社の会社を経営している「次世代型」のサラリーマンです。
なぜ、現役のサラリーマンながら、副業で11社の会社経営ができるのでしょうか<? br> それは、早起きをして、「朝時間」を有効活用しているからに他なりません。
本書では、市川氏が実践している「朝、出社前にお金を稼ぐ方法」を分かりやすく解説します。
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著者・市川清太郎氏は、現役のサラリーマンです。
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詳しくは、本書の巻末をご覧ください。
あなたの人生が「明日の朝」から変わります!
13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン
『13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン』の基本情報
出版社:日本図書センター
出版年月日:2020/6/25
『13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン』のあらすじ
世界4000万部、国内240万部のベストセラー
テレビ、SNSで話題のビジネス書
『7つの習慣』に超入門書が登場!
原書のエッセンスをぎゅっと煮つめ、13 歳でも分かるようにやさしく解説!
ストーリーと授業形式で気軽に読める!
キーフレーズや重要なポイントはしっかり押さえているので、読み応えは十分!
イラストや分かりやすい事例が満載!
「原著は少しむずかしい」
「マンガ版ではものたりない」
そんな人たちにオススメの、『7つの習慣』のエッセンスを手軽に学べ、かつその雰囲気もしっかり味わえる1冊です。
●もくじ
プロローグ
第1の習慣 主体的である
第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
第3の習慣 最優先事項を優先する
第4の習慣 Win-Winを考える
第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
第6の習慣 シナジーを創り出す
第7の習慣 刃を研ぐ
●監修者紹介
「7つの習慣」編集部
キングベアー出版(FCEパブリッシング)内にある編集部。スティーブン・R・コヴィー氏による『7つの習慣』の日本語版の編集を手がける。その後、同書で提唱されている、自分の運命を自分で切り開くための方法を広く伝えるため、『第8の習慣』『7つの習慣ティーンズ』『ぼくに7つの習慣を教えてよ! 』等を手がける。
【まとめ】習慣で未来は変えられる
いかがでしたでしょうか。
最後に要点をおさらいします。
・過去の言葉や行動・思考など1つ1つの積み重ねが今の自分を作り上げている
・「思いの深さ」と「繰り返し反復」で習慣が身に付く
・ポイントは「小さく始める」「1個前の習慣を決める」「丁寧に行動する」
・ポジティブな言葉や行動で脳にアプローチして挫折しない強力な習慣を作る
私自身、この本を読んで朝早く起きて気持ちよく仕事をするために前の日の深酒をやめて早く寝るように心がけたり、なかなか続かなかったダイエットも強い思いを持ってウォーキングから始めてみて、それが習慣になったということを身を持って体験しております。
習慣化を身につけたい方は是非ご一読ください。
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それでは。