こんな疑問にお答えします。
本記事は、この記事を書いている私自身の体験談を含めて臍ヘルニアの症状やかかった費用などを解説いたします。
もし今後同じ症状になる方もいるかもしれませんので、参考程度に見ていただけると幸いです。
それは突然やってきた。。。
いつものように子供と戯れて遊んでいたら、急な腹痛が襲ってきました。
お腹を下したとかそんな痛みではありません。
お腹の中を誰かがギュッと握りしめているような感覚で、本当に激痛でした。
最初はすぐに治るだろうと思っていましたが、15分経っても痛みはかないので流石に近所のクリニックへ急行しました。
盲腸か何かかと思っていたらなんと「臍ヘルニア(さいへるにあ)」という病気を発症していました。。。
臍ヘルニアとは
「臍ヘルニア」とは、一般的に「でべそ」と言われているもので、臍下部の皮下に腹壁の穴(筋肉と筋肉の間の組織が弱体化しできた間隙)からお腹の中の臓器(腸管など)がだ出する病気で、生後間もない乳児に多くみられるものです。
生まれてすぐの赤ちゃんは、おへその下の筋肉が閉じていないため、泣いたり力を入れた時にお腹に圧力が加わり、腸の一部が飛び出して来てしまいます。
ほとんどの場合、成長に伴い自然に治りますが、1~2歳になっても治らない場合は手術が必要になることもあるようです。
成人の臍ヘルニアは、肥満、妊娠、腹水(おなかに水がたまる病気)などの持続的な腹圧上昇に伴って発生すると言われています。
子供の臍ヘルニアと異なり、成人の臍ヘルニアは自然に治ることはないため、手術以外に治す方法はありません。
そのまま放っておくと脱出腸管が締め付けられ、血流が停滞し、小腸や他の臓器が壊死してしまう可能性が高くなります。
私の場合は原因は不明とのことですが、いずれにしても手術以外治す方法がないため人生初の入院と手術をすることになりました。
入院から手術まで
前日の昼に入院し色々説明を受け、その日は静かにゆっくりと過ごしました。
当日の朝に麻酔医が来て説明してくれたのですが、どうやら今回は全身麻酔と硬膜外麻酔を使うとのことです。
補足程度に全身麻酔と硬膜外麻酔の説明をしておきます。
全身麻酔・・・点滴から薬を注入して眠った後に気道を確保する器具を気管内もしくは口腔内に挿入します。必要に応じて人工呼吸を行ったり、吸入麻酔薬を使用したりします。
硬膜外麻酔・・・脊椎近くの硬膜外腔に局所麻酔薬を入れます。背中から腰の手術部位に適した位置から針を刺します。術後必要であればチューブを入れ持続的に使用する事ができます。
初めての手術という事でなぜかワクワクした気持ちで手術室へ向かい、部屋に入る前に廊下で名前や手術する部位を言わされる。
手術室に入り手術台に寝かされ点滴。オペ着の背中部分を剥ぎ取られ硬膜外麻酔を打つからと言って横にさせられた時に意識はなくなり、気づけば病室のベッドの上で寝ていました。
手術終了〜見知らぬ天井〜
一度意識が戻った時にはちょうど病室に戻った時のようで、周りに看護師さんがいました。
そこで何を言われたかは覚えていませんが、「はい」とだけ返事をしてまた意識がなくなりました。(というか寝ました)
目が覚めてようやく状況が飲み込めるようになった時にふと自分の状況を整理すると、新しいオペ着、左手に点滴、背中から管が伸びている、臍には脱脂綿が押さえつけられテープで貼られる、履いていたパンツは脱がされ紙おむつ、股間から管、という状況だでした。
飲み込むのにそう時間はかかりませんでしたが、とにかく術後の痛みで紙おむつを履いている恥ずかしさは皆無でした。
目が覚めると看護師が今の状況を説明してくれたり、点滴変えてくれたりと色々よくしてくれました。
管が通している違和感からか常に尿意がある感じだったので、ベッドから立ち上がり歩いてトイレに行くときに、激しい目眩と吐き気が。
どうやら手術中含めてずっと寝ていたので低血圧になっていたようで、もうずっと病院暮らしじゃないかと思うほどでしたが、車椅子でベッドに運ばれる頃にはだいぶよくなっていました。
1時間後にトイレに行った時は全然大丈夫でした。
トイレ後は夜自分でトイレに行けるよう股間に刺さっていた管が抜かれたのですが、紙おむつを取り丸出しだったのですが、なんとも言えない感覚で恥ずかしさを忘れていました。
あっという間の入院生活
術後の初めての夜はかなりの激痛で寝れませんでしたが、だんだんと痛みも引いていき自分で立ち上がって歩けるようになりました。
翌日の昼には点滴も背中の痛み止めも外され晴れて自由の身に。
質素な病院飯はもう二度と食べたくありません。笑
術後の2日後には退院でき今は家で安静に子供と遊んでます。
かかった費用
今回の臍ヘルニアの手術でかかった費用はだいたい8〜10万円でした。
入院する日数と麻酔の種類によって費用が前後すると思われますが、だいたい同様の費用になるかと思います。
医療保険に入っている方は入院費用や手術代がもらえるので、診断書を忘れずに書いてもらいましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
個人的には2泊3日のちょっとした出来事でありましたがいい経験になりました。
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